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平成28年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.11は、まちづくりに関する用語とその説明に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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取り上げられた用語は、レジリエンス、ダウンゾーニング、トランジットモール、エリアマネジメントの4つです。それぞれの言葉が指す内容を正しく説明できているかが問われます。
論点はエリアマネジメントの主体です。エリアマネジメントは、地域の住民、事業者、地権者などが主体となって、まちの環境や価値を維持・向上させる取組みを指します。誰が動かす仕組みなのかを押さえておくと、引っかけを見抜けます。
残りの3つは説明どおりで正しい内容です。用語の意味を一つずつ確認していきます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | レジリエンスは、自然災害などで社会基盤やそれが支える社会・経済が一時的に大きなダメージを受けても、速やかに復活できることなどを意味します。記述どおりです。 |
| 2 | ○(正しい) | ダウンゾーニングは、都市計画で定めた容積率の引下げや、建築できる用途を住宅などに限定するなど、規制を現行より厳しくすることです。記述どおりです。 |
| 3 | ○(正しい) | トランジットモールは、歩行者用空間であるモールの一形態で、一般の自動車の進入を排除し、路面電車やバスなどの公共交通機関に限って走行を認めたものです。記述どおりです。 |
| 4 | ×(誤り) | エリアマネジメントを「行政主導」とする点が誤りです。実際は地域の住民・事業者・地権者などが主体となる民間主導の取組みです。 |
選択肢4は、エリアマネジメントの主体を行政とする点が誤りで、正しくは住民・事業者・地権者などが主体となる民間主導の取組みです。
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エリアマネジメントは、一定の地区において、その地域の住民や事業者、地権者などが主体となり、良好な環境や地域の価値を維持・向上させていく取組みを指します。にぎわいづくりのイベント、広場や道路の活用、清掃や防犯など、活動の幅は広くあります。
行政が関わる場面はあるものの、活動を引っ張る中心は地域の側です。選択肢4は、この主体を「行政主導」と置き換えています。用語の意味は合っていても、誰が動かすかを入れ替えると説明が成り立たなくなります。
ザックリ言えば、エリアマネジメントは住民・事業者・地権者が主体の民間主導の取組みです。主語をすり替える形の引っかけだと見抜きます。
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エリアマネジメントの主体となるのは誰ですか。
地域の住民・事業者・地権者などです。民間が主体となって環境や価値を維持・向上させる取組みです。
容積率の引下げや用途の限定など、規制を現行より厳しくすることを何といいますか。
ダウンゾーニングです。規制を緩めるのではなく、強める方向の見直しを指します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月