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平成28年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.15は、博物館・劇場の計画に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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取り上げられたのは、博物館の調査・研究部門、収蔵部門、劇場のサービスヤード、劇場の客席です。各部門の配置や寸法計画が、それぞれの用途に見合っているかが問われます。
論点は劇場のサービスヤードに停まるウィング式大型トラックの天井高さです。ウィング車は荷台の側面と屋根面を翼のように上方へ開いて荷役します。開いた状態では車両自体の高さよりも上方に大きくせり出します。
そのため、停車スペースの天井高さは車高ぴったりでは足りません。屋根を開ききるための余裕を見込む必要があり、4mでは不足します。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 調査・研究部門は収蔵品を扱うため、移動を最小限にできるよう収蔵部門と隣接させます。記述どおりです。 |
| 2 | ○(正しい) | 収蔵庫内の温湿度を一定に保つため、外気の影響を緩衝する前室を設けます。記述どおりです。 |
| 3 | ×(誤り) | ウィング式大型トラックの停車スペースの天井高さを4mとする点が誤りです。屋根を開く高さを見込むと不足し、4.5m程度以上が必要です。 |
| 4 | ○(正しい) | 定員600人の固定客席部分(通路を含む)を400m²とすると、1人当たり約0.67m²で妥当な範囲です。記述どおりです。 |
選択肢3は、屋根を上方に開くウィング車の荷役を見込まず天井高さを4mとした点が誤りで、開放高さを確保するには4.5m程度以上が必要です。
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ウィング車は、荷台の側面パネルと屋根面が一体となって、ちょうど鳥が翼を広げるように上方へ開きます。開いたパネルは車両本体の屋根よりさらに高い位置までせり上がります。
例えば車高が3.8m程度のウィング車でも、屋根を開ききると上端は4mを超えます。停車スペースの天井が4mだと、屋根を完全に開けられず荷役に支障が出ます。
ザックリ言えば、ウィング車の停車スペースは屋根の開放高さを見込み4.5m程度以上が必要で、4mでは不足するという点が誤りです。車高ではなく開いた状態の高さで判断します。
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荷台の側面と屋根面を上方に開いて荷役するウィング式大型トラックの停車スペースは、天井高さをどの程度確保しますか。
4.5m程度以上です。屋根を開ききる高さを見込む必要があり、4mでは不足します。
博物館の収蔵庫で、内部の温湿度を一定に保つために収蔵庫の手前に設ける空間を何といいますか。
前室です。外気の影響を緩衝し、収蔵環境を安定させます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月