建築士試験 解説ノート

建築士試験 解説ノート
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 一級建築士 計画
  4. 平成30年
  5. > No.11 都市計画の用語

平成30年度 一級建築士 計画 No.11を解説、都市計画の用語(CBDとDID)に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成30年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.11は、都市計画でよく使われる用語に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

CBD・TOD・GIS・BIDという4つの略語が並びます。それぞれの英語が何の頭文字で、何を指すのかを正しく押さえているかが問われます。

引っかけの核心は選択肢1のCBDです。選択肢1は「人口密度4,000人/km²以上の基本単位区が隣接し、合計5,000人以上になる地域」と説明していますが、これはDID(人口集中地区)の定義です。CBDはオフィスや商業が集まる都市の中心業務地区を指します。似た略語に別の定義を当てはめる、典型的なすり替えです。

選択肢2のTOD、選択肢3のGIS、選択肢4のBIDは、いずれも用語どおりの正しい説明です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

計画は過去問の反復が効きます。年度別の過去問題集で出題パターンに慣れておくと得点が安定します。受験する年度に対応した版を選んでください。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 人口密度4,000人/km²以上で合計5,000人以上という説明はDID(人口集中地区)の定義です。CBDは都市の中心業務地区を指します。
2 ○(正しい) TOD(公共交通指向型開発)は鉄道などの利用を前提に、過度に自動車へ依存しない持続可能な都市をめざす考え方です。正しい記述です。
3 ○(正しい) GIS(地理情報システム)は位置情報をもつ空間データを管理・加工し、地図上に表示して分析や判断に役立てる技術です。正しい記述です。
4 ○(正しい) BID(業務改善地区)は地区内の不動産所有者や事業者から集めた負担金で、清掃・治安改善・マーケティングなどを行う仕組みです。正しい記述です。

選択肢1は、CBDを「人口密度と人口で定義される地域」とする点が誤りで、その内容はDID(人口集中地区)の定義です。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢1のポイント(ここが誤り)

CBD(Central Business District)は中心業務地区のことです。オフィスや商業施設が集積する都心部を指し、土地利用や建物の高度集積で語られる用語です。人口密度の数値で線引きされるものではありません。

一方、選択肢1が並べている「人口密度4,000人/km²以上、合計5,000人以上」という条件は、DID(Densely Inhabited District、人口集中地区)の定義です。国勢調査で、人口密度の高い基本単位区が隣り合って集まり、人口の合計が5,000人以上になる範囲をDIDと呼びます。

例えば都心の駅前は、DID(人が密集する範囲)であると同時にCBD(業務が集まる中心)でもあります。重なる場所はありますが、定義の軸はまったく別物です。

ザックリ言えば、CBD=中心業務地区、DID=人口密度で決まる人口集中地区です。数値条件が出てきたらDIDを疑う、と押さえれば取り違えに気づけます。

効率よく仕上げるなら、一級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

覚え方

  • CBD=中心業務地区(オフィス・商業が集まる都心。数値定義なし)
  • DID=人口集中地区(人口密度4,000人/km²以上かつ合計5,000人以上)
  • TOD=公共交通指向型開発(自動車に頼りすぎない都市づくり)
  • GIS=地理情報システム/BID=負担金で地区を維持管理する仕組み

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

「人口密度4,000人/km²以上で合計5,000人以上」と定義されるのはCBDとDIDのどちら?

DID(人口集中地区)です。CBDは中心業務地区を指す用語で、人口の数値で定義されるものではありません。

Q.

鉄道など公共交通の利用を前提に、自動車への過度な依存を避ける都市づくりを何という?

TOD(公共交通指向型開発)です。駅を核に住宅や商業を集め、歩いて暮らせる持続可能な都市をめざします。

平成30年 一級建築士 計画 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

Topへ >>