建築士試験 解説ノート

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令和3年度 一級建築士 計画 No.5を解説、建築物の各部に関する誤りを見抜くポイント

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令和3年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.5は、建築物の各部(光・通風・木材)に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

光ダクト・通風・木材の性質という、各部計画の基本がまとめて問われます。仕組みから考えれば、向きや大小の取り違えに気づけます。

引っかけの核心は、通風です。通風量を多くするには流出口(風下側)の開口を大きくするのが効果的で、流入側(風上)だけを大きくしても通風量は増えません。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 光ダクトでは、ダクト内の光の反射回数を減らすほど光が届きやすくなるため、曲がりを少なく、断面積を大きくします。
2 ×(誤り) 通風計画で風上開口を風下開口より大きくした点が誤り。通風量を多くするには流出口(風下側)の開口を大きくするのが効果的で、流入側を大きくしても通風量は増えません。
3 ○(正しい) 木材は燃えると表面が炭化し、内部へ燃え進む速度が遅くなるため、断面を大きくすると燃え代が確保でき耐火性を高められます。
4 ○(正しい) 心材は辺材より腐朽しにくく、乾燥に伴う収縮や反りも少ないため、構造材に適します。

選択肢2は、風上(流入口)を風下より大きくするとした点が誤りで、通風量を多くするには流出口(風下側)を大きくするのが効果的です。

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選択肢2のポイント

通風(風力換気)は、風上側の開口から入った空気が、風下側の開口から抜けることで生まれます。2つの開口が直列につながっているため、流れは小さいほうの開口に制限されます。

したがって、流入口(風上)だけを大きくして流出口(風下)が小さいままだと、出口で詰まって通風量は増えません。通風量を多くするには流出口(風下側)を大きく確保するのが効果的です。選択肢2は風上を風下より大きくしており、効かせどころが逆になっているため誤りです。

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覚え方

  • 通風量を多くする → 流出口(風下側)の開口を大きく(流入側だけ大きくしても増えない)
  • 光ダクト=反射回数を減らす(曲がり少なく・断面大きく)
  • 木材=表面炭化で燃え進みが遅い(断面を大きく)/心材は腐朽・反りが少ない

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理解度チェック

Q.

通風量を多くするには、風上側(流入口)の開口を風下側(流出口)より大きくするのが効果的である。〇か×か。

×。通風量を多くするには流出口(風下側)を大きくするのが効果的です。流入側だけ大きくしても増えません。

Q.

木材は燃えると表面が炭化し、内部へ燃え進む速度が遅くなる。〇か×か。

。炭化層が断熱層となり燃え進みが遅くなるため、断面を大きくすると燃え代を確保できます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和3年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
  • 風力換気の通風計画(流出口を大きくすると通風量が増える)・光ダクトの反射回数・木材の燃え代と心材の性質:建築環境工学・建築計画の基本
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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