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平成29年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.12は、熱負荷計算法・TAC温度・人体の潜熱・最大負荷計算など、空気調和設備の熱負荷計算に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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熱負荷の計算法と、設計用の条件設定が並びます。室温が変わると人体の潜熱がどう動くかを正しく押さえられるかが問われます。
引っかけの核心は人体の潜熱です。室温が高いほど発汗が増えるため、人体に起因する潜熱は大きくなり、顕熱は小さくなります。選択肢3は潜熱が「小さくなる」と逆に書いています。
TAC温度の意味や、暖房時に室内発熱を見込まないことも、計算の前提として覚えます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 熱負荷計算法には定常計算法・非定常計算法などがあり、目的により使い分けます。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | TAC温度は気象データを統計処理し、所定の超過確率で稀な猛暑などを除いた設計用の値です。適当な記述です。 |
| 3 | ×(不適当) | 室温が高いほど発汗が増え、人体の潜熱は大きくなります。小さくなるとする点が不適当です。 |
| 4 | ○(適当) | 最大負荷計算では、照明・人体・器具の室内発熱を、冷房時は含め暖房時は含めないことが多いです。適当な記述です。 |
選択肢3は、室温が高いほど人体の潜熱が小さくなるとした点が不適当で、室温が上がると発汗が増えて潜熱は大きくなります。
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人体が放つ熱には、温度差で伝わる顕熱と、汗などの水分の蒸発で運ばれる潜熱があります。同じ作業でも、室温によってこの二つの割合が変わります。
室温が高いと、体は体温を保つために発汗を増やします。すると蒸発で運ぶ潜熱が大きくなり、その分、温度差で伝わる顕熱は小さくなります。
ザックリ言えば、室温が高いほど人体の潜熱は大きく、顕熱は小さいと押さえます。選択肢3は潜熱が小さくなるとしており、暑いほど汗が増える体の働きと逆です。
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室温が高くなると、人体に起因する潜熱は大きくなる?小さくなる?
大きくなります。発汗が増え、蒸発で運ばれる潜熱が増えるためです。
最大負荷計算で、暖房時に照明や人体の室内発熱はふつう算入する?
算入しないことが多いです。安全側に見るためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月