建築士試験 解説ノート

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平成29年度 一級建築士 環境・設備 No.19を解説、エレベーターに関する誤りを見抜くポイント

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平成29年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.19は、平均運転間隔・交通需要・設計用水平標準震度・地震時管制運転など、エレベーターに関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

エレベーターの計画と、地震時の動きが並びます。地震を感知したエレベーターがどの階に停止するかを正しく押さえられるかが問われます。

引っかけの核心は地震時の管制運転です。地震時管制運転では、できるだけ早く最寄り階に停止して乗客を降ろします。選択肢4は「避難階に停止」としており、停止する階が違います。

平均運転間隔40秒以下、出勤時ピーク5分間の交通量で計画することも基本です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当なもの)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 乗用エレベーターが2台以上ある場合、平均運転間隔は40秒以下が望ましいです。適当な記述です。
2 ○(適当) 事務所ビルのエレベーターは、出勤時のピーク5分間の交通量に基づいて台数・仕様を計画します。適当な記述です。
3 ○(適当) 設計用水平標準震度は、高さ60m超で60m以下と大きく異なる値になります。適当な記述です。
4 ×(不適当) 地震時はできるだけ早く最寄り階に停止させ、乗客を降ろします。避難階に停止とする点が不適当です。

選択肢4は、地震時にエレベーターを避難階に停止させるとした点が不適当で、地震時管制運転では最寄り階に停止して乗客を降ろします。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

地震時管制運転は、地震の揺れを感知したエレベーターを安全に止めるための制御です。揺れで乗客が閉じ込められたり、機器が損傷したりするのを避けるのがねらいです。

このとき大切なのは、走行時間を短くして早く扉を開くことです。そこで、わざわざ避難階まで運ばず、もっとも近い最寄り階に停止して扉を開き、乗客を降ろします。遠い避難階まで走らせると、その間に揺れの影響を受ける時間が長くなります。

ザックリ言えば、地震時管制運転は最寄り階に停止して乗客を降ろすと押さえます。火災時の管制運転(避難階へ呼び戻す)と混同しやすい点です。選択肢4は停止する階を避難階としており、地震時の動きと合いません。

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覚え方

  • 地震時管制運転=最寄り階に停止して乗客を降ろす(避難階ではない)
  • 平均運転間隔=2台以上で40秒以下が望ましい
  • 交通計算=出勤時ピーク5分間の交通量で計画
  • 設計用水平標準震度=高さ60m超で値が大きく変わる

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理解度チェック

Q.

地震時管制運転で、エレベーターはどの階に停止する?

最寄り階です。早く扉を開いて乗客を降ろすためで、避難階ではありません。

Q.

2台以上の乗用エレベーターで、望ましい平均運転間隔は?

40秒以下です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成29年度 一級建築士試験 学科の試験 学科II(環境・設備)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「環境・設備」を過去問から整理しています。運営者情報

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