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令和2年度 一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)No.1は、環境工学における用語に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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PMV、色温度、音響エネルギー密度レベル、実効放射(夜間放射)が問われます。判断の決め手は、実効放射が夜間だけに生じるのか、昼夜を通じて生じるのかです。
引っかけの核心は、実効放射(夜間放射)を「日中を除く夜間の」現象としているところにあります。実効放射は、昼夜を問わず生じています。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | PMVは、気温・放射温度・相対湿度・気流速度・代謝量・着衣量を考慮した温熱環境指標です。 |
| 2 | ○(正しい) | 色温度は、光源の光色を、近似する色度の光を放つ黒体の絶対温度で表したものです。 |
| 3 | ○(正しい) | 音響エネルギー密度レベルは、音の単位体積当たりの力学的エネルギー量をデシベル表示したものです。 |
| 4 | ×(誤り) | 実効放射(夜間放射)は昼夜を問わず生じます。日中を除く夜間のものとするのは誤りです。 |
選択肢4は、実効放射を日中を除く夜間の現象とした点が誤りで、実効放射は昼夜を通じて生じています。
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実効放射(夜間放射)は、地表面が出す長波長放射(地表面放射)と、大気から地表面へ戻ってくる長波長放射(大気放射)の差です。地表面が正味で失う放射量を表し、長波長放射収支ともいいます。
名前に「夜間」とつくので、夜だけの現象と思いがちですが、そうではありません。この放射は、昼も夜も絶えず生じています。ただ、日中は強い日射があるため目立たず、日射のなくなる夜間にはっきり現れるので「夜間放射」と呼ばれています。
設問4は、実効放射を「日中を除く夜間の」現象としていますが、ここが誤りです。覚えるべきは実効放射(夜間放射)は、地表面放射と大気放射の差で、昼夜を問わず生じていることです。よく晴れて乾いた夜は大気放射が小さく、実効放射が大きくなって放射冷却が進みます。
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実効放射(夜間放射)は、日中を除く夜間に生じる、地表における長波長放射収支である。〇か×か。
×。実効放射は、地表面放射と大気放射の差で、昼夜を問わず生じています。日射のない夜間に明瞭になるため夜間放射と呼ばれますが、夜間限定ではありません。
PMVは、気温・放射温度・相対湿度・気流速度のほか、人体の代謝量及び着衣量を考慮した温熱環境指標である。〇か×か。
〇。PMVは、環境側の4要素(気温・放射温度・湿度・気流)と、人体側の2要素(代謝量・着衣量)の計6要素を考慮します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月