建築士試験 解説ノート

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令和2年度 一級建築士 環境・設備 No.6を解説、日照・日射・採光に関する誤りを見抜くポイント

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令和2年度 一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)No.6は、日照・日射・採光に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

設計用全天空照度、頂側窓、昼光率、水平面天空日射量が問われます。判断の決め手は、昼光率が窓外の建築物や樹木の有無で変わるかどうかです。

引っかけの核心は、昼光率を「窓外に見える建築物や樹木の有無にかかわらず、室中央では一定」としているところにあります。昼光率は、窓外に障害物があると小さくなります。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 最低照度の確保には、暗い日の値である設計用全天空照度5,000lxが用いられます。
2 ○(正しい) 頂側窓は高所に鉛直に近い向きで設ける窓で、北側採光に用いると安定した光環境を得られます。
3 ×(誤り) 昼光率は、窓外に建築物や樹木があると小さくなります。有無にかかわらず一定は誤りです。
4 ○(正しい) 水平面天空日射量は、大気透過率が大きい(澄んだ空)ほど、小さくなります。

選択肢3は、昼光率が障害物の有無にかかわらず一定とした点が誤りで、窓外に障害物があると小さくなります。

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選択肢3のポイント

昼光率は、室内のある点の照度を、屋外の全天空照度で割った割合です。空がどれだけ見えるかで決まる値で、時刻や天候が変わっても比較できる指標です。

この昼光率は、室内の点から見て、窓を通してどれだけ空が見えるかで変わります。窓外に建築物や樹木などの障害物があると、その分だけ見える空が減ります。空が減れば室内に入る昼光も減るので、昼光率は小さくなります

設問3は、昼光率が障害物の有無にかかわらず一定としていますが、障害物があれば変わります。覚えるべきは昼光率は、窓外に建築物や樹木などの障害物があると小さくなることです。

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覚え方

  • 昼光率は、窓外に建築物や樹木などの障害物があると小さくなる(有無で変わる)
  • 昼光率は、室内の照度を全天空照度で割った割合(空がどれだけ見えるかで決まる)
  • 水平面天空日射量は、大気透過率が大きい(澄んだ空)ほど小さい

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理解度チェック

Q.

昼光率は、窓外に見える建築物や樹木の有無にかかわらず、室中央では一定の値となる。〇か×か。

×。窓外に建築物や樹木などの障害物があると、見える空が減り、昼光率は小さくなります。障害物の有無で変わります。

Q.

水平面天空日射量は、大気透過率が大きいほど、小さくなる。〇か×か。

。大気透過率が大きい(澄んだ空)ほど、直達日射が増えて天空(散乱)日射は減るため、水平面天空日射量は小さくなります。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和2年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅱ(環境・設備)問題」
  • 日照・日射・採光(昼光率は窓外の障害物があると小さくなる、設計用全天空照度、頂側窓の北側採光、水平面天空日射量と大気透過率):建築環境工学(採光・日射)の標準的知見
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「環境・設備」を過去問から整理しています。運営者情報

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