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令和2年度 一級建築士試験 学科Ⅱ(環境・設備)No.12は、空気調和・換気設備に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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ナイトパージ、冷却塔フリークーリング、デシカント空調、放射暖房方式が問われます。判断の決め手は、冷却塔フリークーリングで動かさないのが「冷却塔ファン」なのか「冷凍機」なのかです。
引っかけの核心は、冷却塔フリークーリングを、冷却塔ファンを動かすことなく冷却水を冷やす手法、としているところにあります。フリークーリングは、冷凍機を動かさず冷却塔で冷水を冷やす省エネ手法です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ナイトパージは夜間に外気を導入して翌日の立上げ負荷を減らし、昼間の外気冷房より低い外気温度まで利用できます。 |
| 2 | ×(誤り) | 冷却塔フリークーリングは、冷凍機を動かすことなく冷却塔で冷水を冷やす手法です。冷却塔ファンを動かさないとするのは誤りです。 |
| 3 | ○(正しい) | デシカント空調はコージェネレーションの排熱を利用でき、システム全体の総合効率向上に寄与します。 |
| 4 | ○(正しい) | 放射暖房方式は放射パネルに高い放射率が必要で、反射率の高い受照面には効果が及びにくくなります。 |
選択肢2は、動かさないのを冷却塔ファンとした点が誤りで、フリークーリングが止めるのは冷凍機です。
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冷却塔フリークーリングは、中間期や冬期など外気が低いときに使う省エネ手法です。ふだん冷水をつくる冷凍機(圧縮機)を止め、その代わりに冷却塔で外気と熱交換して冷水を冷やします。
このとき冷却塔は通常どおり運転し、冷却塔ファンも回します。動かさないのは消費電力の大きい冷凍機のほうです。これにより圧縮機の電力をまるごと減らせます。
設問2は、これを「冷却塔ファンを動かすことなく」と取り違えています。覚えるべきはフリークーリング=冷凍機を止め、冷却塔(ファンは運転)で冷水を冷やすということです。低外気を使う点ではナイトパージや外気冷房と同じ発想です。
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冷却塔フリークーリングは、冷却塔ファンを動かすことなく冷凍機の冷却水を冷やす手法である。〇か×か。
×。動かさないのは冷凍機で、冷却塔(ファン)は運転し、冷水を冷やします。
ナイトパージは、夜間に外気を導入して翌日の空調立上げ負荷を減らす手法である。〇か×か。
〇。夜間の低い外気で躯体や室内を冷やし、翌朝の立上げ負荷を減らします。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月