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平成28年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.9は、音に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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建築における音について、残響、可聴周波数、遮音、室内騒音の許容値、吸音構造が問われます。5つの記述の正しさを見比べます。
引っかけの核心は、透過損失と遮音性能の関係です。透過損失の値が大きいほど、遮音性能は優れています。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 記述の要点 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 残響時間を計算する場合、一般に室温は考慮しません。 | ○(正しい) |
| 2 | 人の可聴周波数の上限は加齢で低下し、高齢者は高い音が聴き取りにくくなります。 | ○(正しい) |
| 3 | 壁体の透過損失の値が小さいほど、遮音性能が優れているとした点が誤り。透過損失の値が大きいほど遮音性能は優れています。 | ×(誤り) |
| 4 | 室内騒音レベルの許容値は、「図書館の閲覧室」より「音楽ホール」のほうが小さいです。 | ○(正しい) |
| 5 | 板状材料と剛壁の間に空気層を設けた吸音構造は、低音域の吸音に効果があります。 | ○(正しい) |
選択肢3は、透過損失の値が小さいほど遮音性能が優れているとする点が誤りで、正しくは透過損失の値が大きいほど遮音性能は優れています。
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透過損失は、壁などを音がどれだけ通しにくいかを示す値です。値が大きいほど、入ってきた音が反対側へ伝わる量が小さくなり、よく遮ります。
つまり透過損失が大きい壁ほど遮音性能は優れています。選択肢3は値が小さいほど優れるとしており、大小の向きが逆です。数値の大小と性能の向きを取り違えやすい論点です。
選択肢3は透過損失が小さいほど遮音性能が高いとしていますが、正しくは大きいほど優れている方向です。透過損失は大きいほど静か、と覚えましょう。
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壁体の透過損失の値が小さいほど、遮音性能が優れている。〇か×か。
×。透過損失の値が大きいほど遮音性能は優れています。
室内騒音レベルの許容値は、図書館の閲覧室より音楽ホールのほうが小さい。〇か×か。
〇。音楽ホールはより高い静けさが求められます。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月