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平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.25は、環境・省エネルギーに関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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局所空調、天井チャンバー方式、排水再利用、窓面の配置、高効率機器の採用が問われます。判断の決め手は、夏期の冷房負荷を抑えるために主たる窓面をどの方位に向けるかです。
引っかけの核心は、東西面と南面の日射の入り方です。東西面は夏の朝日や西日を低い角度で強く受けるため冷房負荷が大きくなります。抑えるには主たる窓面を南面に向けるのがよく、東西面ではありません。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 大空間や高天井の室で、居住域を中心とした局所空調を用いることは省エネに有効です。 |
| 2 | ○(正しい) | 空気搬送の圧力損失を低減するため、天井裏を空気の通り道とする天井チャンバー方式を用いることは有効です。 |
| 3 | ○(正しい) | 排水再利用設備で、洗面や手洗いの排水を浄化して再利用水として使うことは省資源に有効です。 |
| 4 | ×(誤り) | 夏期の冷房負荷抑制のため主たる窓面を東西面に配置とした点が誤り。東西面は日射負荷が大きく、南面に配置するのがよいです。 |
| 5 | ○(正しい) | 空気熱源マルチパッケージ型空調機で、成績係数(COP)の大きい機器を採用することは省エネに有効です。 |
選択肢4は、夏期の冷房負荷を抑えるため主たる窓面を東西面に配置とした点が誤りで、東西面は朝日や西日を強く受けて日射負荷が大きくなります。冷房負荷を抑えるには、庇で日射を制御しやすい南面に主たる窓面を配置します。
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夏の日射は、南面では太陽高度が高いため窓に入る量が比較的少なく、水平の庇で日射を遮りやすい方位です。これに対して東西面は、朝日や西日が低い角度から差し込むため、庇では防ぎにくく、夏の日射負荷が大きくなります。
そのため、夏期の最大冷房負荷を抑えるには、主たる窓面を南面に向けるのが有利です。選択肢4は日射負荷の大きい東西面に主たる窓面を向けており、冷房負荷抑制の狙いと逆になっています。
選択肢4は主たる窓面の方位を日射負荷の大きい向きにした点が誤りです。夏の冷房負荷抑制は主たる窓面を南面に、と覚えておきましょう。
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夏期の最大冷房負荷を抑制するため、建築物の主たる窓面を東西面に配置するのがよい。〇か×か。
×。東西面は朝日や西日を強く受けて日射負荷が大きくなります。冷房負荷を抑えるには主たる窓面を南面に配置します。
空気熱源マルチパッケージ型空調機で、成績係数(COP)の大きい機器を採用することは省エネに有効である。〇か×か。
〇。COPが大きいほど少ないエネルギーで多くの熱を運べるため、省エネに有効です。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月