建築士試験 解説ノート

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平成30年度 二級建築士 計画 No.14 を解説、教育施設に関する誤りを見抜くポイント

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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.14は、教育施設に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

地域図書館の閲覧室、小学校の運営方式、車椅子使用者への配慮、高齢者向けの照度が問われます。判断の決め手は、車椅子が転回するのに必要な寸法です。

引っかけの核心は、車椅子の転回スペースの直径です。車椅子が360度向きを変えるには、直径1,500mm程度の広さが要ります。直径1,200mmでは狭く、転回の寸法として不足します。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 地域図書館で、書架を設置しない40人収容の閲覧室の床面積を100m²としたのは適当です。
2 ○(正しい) 閲覧室の床仕上げを、歩行音を抑えるためにタイルカーペットとしたのは適当です。
3 ○(正しい) 小学校で、低学年は総合教室型、高学年は特別教室型とし、学年の内容に応じて運営方式を変えたのは適当です。
4 ×(誤り) 居室入口前の廊下の車椅子の転回スペースを直径1,200mmとした点が誤り。360度の転回には直径1,500mm程度が必要です。
5 ○(正しい) 高齢者が使用する居室の作業領域の照度を、JISの照明設計基準の2倍を目安としたのは適当です。

選択肢4は、車椅子の転回スペースを直径1,200mmとした点が誤りで、360度転回するには直径1,500mm程度が必要です。

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選択肢4のポイント

車椅子が方向を変えるとき、その場で360度回るには直径1,500mm程度の円が入る広さが要ります。廊下やドア前など、方向転換が生じる場所ではこの寸法を確保します。

直径1,200mmは、車椅子が90度程度向きを変える切り返しには使えますが、その場で1回転する転回スペースとしては狭く、寸法が不足します。

選択肢4は転回スペースを「直径1,200mm」としていますが、これは転回の寸法として不足で誤りです。転回は1,500mm、と数値で覚えておきましょう。

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覚え方

  • 車椅子の360度転回スペースは直径1,500mm程度(1,200mmでは不足)
  • 書架なしの閲覧室は1人当たりの床面積を確保/床はタイルカーペットで歩行音を抑える
  • 小学校は低学年ほど総合教室型、高学年ほど特別教室型が基本

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理解度チェック

Q.

車椅子使用者のために、居室入口前の廊下に直径1,200mmの転回スペースを設ければ、360度の転回に十分である。〇か×か。

×。360度の転回には直径1,500mm程度が必要で、1,200mmでは不足します。

Q.

小学校で、低学年は総合教室型、高学年は特別教室型とする運営方式は適当である。〇か×か。

。学年が上がるにつれ教科の専門性が増すため、特別教室型が向きます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅰ(建築計画)問題」
  • 車椅子の360度転回は直径1,500mm程度/閲覧室・タイルカーペット・小学校の運営方式・JIS照度の2倍:教育施設の計画の基本
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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