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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.21は、給水設備に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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給水方式ごとの引込管の管径、受水槽の有効容量、残留塩素、上向き配管方式、さや管ヘッダ配管工法が問われます。判断の決め手は、高置水槽方式と水道直結増圧方式で、給水引込管の管径がどちらが大きくなるかです。
引っかけの核心は、高置水槽方式の引込管の管径です。高置水槽方式は受水槽にいったん水をためるので、引込管には平均的な使用水量が流れればよく、管径は小さくてすみます。ピーク時の流量をそのまま流す水道直結増圧方式のほうが、引込管の管径は大きくなります。記述はこの大小が逆です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 高置水槽方式は水道直結増圧方式に比べ引込管の管径が大きくなるとした点が誤り。受水槽にためる高置水槽方式は管径が小さくてすみます。 |
| 2 | ○(正しい) | 事務所ビルの飲料水受水槽の有効容量は、一般に1日予想給水量の1/3〜1/2程度とします。 |
| 3 | ○(正しい) | 上水道の給水栓における飲料水には、衛生確保のため所定値以上の残留塩素を保つ必要があります。 |
| 4 | ○(正しい) | 上向き配管方式は、最下階の天井に主管を配管し、そこから上方の各器具へ上向きに給水する方式です。 |
| 5 | ○(正しい) | さや管ヘッダ配管工法は、管の更新性に優れ、同時使用時の水量や水圧の変化が少なく安定した給水ができます。 |
選択肢1は、高置水槽方式のほうが引込管の管径が大きくなるとした点が誤りで、受水槽にためる高置水槽方式は管径が小さく、ピーク流量を直接流す水道直結増圧方式のほうが管径は大きくなります。
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高置水槽方式は、いったん受水槽に水をためてから、ポンプで屋上の高置水槽へ上げ、そこから重力で各所へ給水する方式です。引込管は受水槽をゆっくり満たせればよいので、平均的な使用水量を基準に管径を決められます。
これに対して水道直結増圧方式は、受水槽を持たず、建物内の使用量がピークになる瞬間の流量をそのまま引込管に流します。そのため、同じ建物なら引込管の管径は水道直結増圧方式のほうが大きくなります。
選択肢1は高置水槽方式のほうが管径が大きいとしていますが、実際は逆で、高置水槽方式のほうが引込管の管径は小さくてすみます。受水槽の有無で、引込管が受け持つ流量が変わる、と押さえておきましょう。
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高置水槽方式は、水道直結増圧方式に比べて給水引込管の管径が大きくなる。〇か×か。
×。受水槽にためる高置水槽方式は引込管の管径が小さくてすみ、ピーク流量を直接流す水道直結増圧方式のほうが大きくなります。
事務所ビルの飲料水受水槽の有効容量は、一般に1日予想給水量の1/3〜1/2程度とする。〇か×か。
〇。受水槽の有効容量は1日予想給水量の1/3〜1/2程度が目安です。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月