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令和2年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.17は、高齢者・身障者への配慮に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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階段手摺の位置、エレベーターの操作盤の高さ、便所ブースの出入口幅、収納棚の高さ、弱視者・色弱者への表示の配色が問われます。判断の決め手は、電光表示板の見やすい配色です。
引っかけの核心は、弱視者・色弱者への配慮です。表示は明度差の大きい配色とし、黒色の下地に濃い赤色の文字は見えにくくなります。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 手摺を両側に設ける余裕がない場合、高齢者が降りるときの利き手側に設置するのは適切です。 |
| 2 | ○(正しい) | エレベーターのかご内の車椅子使用者対応操作盤の高さを、床面から中心まで1,000mmとするのは適切です。 |
| 3 | ○(正しい) | 車椅子使用者が利用する便所ブースの出入口の有効幅を900mmとするのは適切です。 |
| 4 | ○(正しい) | 車椅子使用者が日常使う収納の最上段の棚板の高さを、床面から1,200mmとするのは適切です。 |
| 5 | ×(誤り) | 弱視者・色弱者に配慮するのに、黒色の下地に濃い赤色の文字とした点が誤り。表示は明度差の大きい配色とします。 |
選択肢5は、弱視者・色弱者への電光表示板を黒色の下地に濃い赤色の文字とした点が誤りで、正しくは明度差の大きい配色とします。
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弱視者や色弱者にとって、文字を読み取る手がかりは、色の違いよりも明るさ(明度)の差です。文字と背景の明度差が大きいほど、輪郭がはっきりして読み取りやすくなります。
黒色の下地に濃い赤色の文字は、赤が暗く沈んだ色のため、背景の黒との明度差が小さくなります。その結果、文字が背景に溶け込んで見えづらくなります。読みやすくするには、黒地に黄色や白のように、明度差の大きい組み合わせを選びます。
選択肢5は明度差の小さい配色を採っており不適当です。弱視・色弱への表示は明度差を大きく、黒地に赤字は避ける、と押さえておきましょう。
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弱視者・色弱者への電光表示板は、黒色の下地に濃い赤色の文字とすると見やすい。〇か×か。
×。黒地に濃い赤字は明度差が小さく見えづらいので、明度差の大きい配色とします。
車椅子使用者が利用する便所ブースの出入口の有効幅は、900mmを目安とする。〇か×か。
〇。車椅子が通れるよう、便所ブースの出入口の有効幅は900mm程度を確保します。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月