建築士試験 解説ノート

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令和3年度 二級建築士 計画 No.19を解説、建築設備に関する誤りを見抜くポイント

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令和3年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.19は、建築設備に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

避難設備、HIV電線、吸込み型トロッファ、外気冷房、第3種換気が問われます。判断の決め手は、第3種換気で室内が正圧になるか負圧になるかです。

引っかけの核心は、第3種換気の室内の気圧です。第3種換気は排気のみを機械で行うので、室内は周囲より気圧の低い負圧になります。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 避難設備は、人を安全な場所へ誘導するために設けられる、避難はしご・救助袋などをいいます。
2 ○(正しい) 600V2種ビニル絶縁電線(HIV)は、使用電圧600V以下の電気工作物等の配線用で、主に防災設備の耐熱配線に用います。
3 ○(正しい) 吸込み型トロッファは、照明器具と空調用吸込み口を一体化した器具で、照明発熱による空調負荷の軽減が期待できます。
4 ○(正しい) 外気冷房は、中間期や冬期に、室温に比べて低温の外気を導入して冷房に利用する省エネルギー手法です。
5 ×(誤り) 第3種換気で室内を正圧に保持とした点が誤り。第3種換気は排気のみ機械で行い、室内は負圧になります。

選択肢5は、第3種換気で室内を正圧に保持できるとした点が誤りで、第3種換気では室内が負圧になります。室内を正圧に保つのは第2種換気です。

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選択肢5のポイント

換気方式は、給気と排気を「自然」と「機械(送風機)」のどちらで行うかの組合せで分類されます。第3種換気は、給気は自然、排気のみを機械で行う方式です。

排気を強制的に行うので、室内の空気が外へ押し出され、室内は周囲より気圧の低い負圧になります。負圧にすることで、においや湿気を他室へ漏らさず外へ出せるので、トイレや浴室、台所などに使われます。

室内を正圧に保てるのは、第2種換気(給気のみを機械で行う方式)です。正圧にすると外部の汚れた空気が隙間から入りにくいので、クリーンルームや手術室などに使います。選択肢5は、第3種換気に第2種換気の性質をあてはめた取り違えが誤りです。

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覚え方

  • 第3種換気は排気のみ機械で室内は負圧(トイレ・浴室向き)/第2種換気は給気のみ機械で室内は正圧(クリーンルーム向き)
  • 第1種換気は給排気とも機械(最も確実)/外気冷房は中間期・冬期に低温の外気で冷房(省エネ)
  • 吸込み型トロッファは照明と吸込み口を一体化し空調負荷を軽減/HIV電線は防災設備の耐熱配線

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理解度チェック

Q.

第3種換気は、室内を正圧に保持できるので、室内への汚染空気の流入を防ぐことができる。〇か×か。

×。第3種換気は排気のみ機械で行い、室内は負圧になります。室内を正圧に保つのは第2種換気です。

Q.

外気冷房は、中間期や冬期に、室温に比べて低温の外気を導入して冷房に利用する省エネルギー手法である。〇か×か。

。外気冷房は、冷房が必要なときに外気のほうが低温なら、その外気を取り入れて冷房に使う省エネ手法です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和3年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅰ(建築計画)問題」
  • 第3種換気は排気のみ機械で室内は負圧・第2種換気は正圧・外気冷房・吸込み型トロッファ:建築設備(換気)の基本
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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