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令和3年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.23は、電気設備に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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ケーブルラック、進相コンデンサ、電気配線の許容電流値、光束法による照明、EPS(電気シャフト)が問われます。判断の決め手は、許容電流値が周囲温度や離隔距離の影響を受けるかどうかです。
引っかけの核心は、許容電流値の決まり方です。電気配線の許容電流値は、周囲温度や電線の離隔距離(束ね方)の影響を受けます。電線の放熱のしやすさで変わるためです。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 低圧屋内配線のケーブルラックには、一般に、絶縁電線を直接敷設してはなりません(ケーブルを敷設します)。 |
| 2 | ○(正しい) | 無効電力を削減するには、誘導電動機に進相コンデンサを並列に接続して力率を改善するのが有効です。 |
| 3 | ×(誤り) | 許容電流値を周囲温度や離隔距離に影響されないとした点が誤り。これらの影響を受けます。 |
| 4 | ○(正しい) | 光束法で全般照明を計画する場合、経年の照度低下を見込むので、設置直後の照度は設計照度以上となります。 |
| 5 | ○(正しい) | 貸事務所などでは、分電盤類が設置されるEPS(電気シャフト)は、保守点検のため共用部に面することが望ましいです。 |
選択肢3は、許容電流値を周囲温度や離隔距離に影響されないとした点が誤りで、許容電流値はこれらの影響を受けます。
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電線の許容電流は、その電線に安全に流せる電流の上限です。電流が流れると電線は発熱するので、その熱がうまく逃げるかどうか(放熱のしやすさ)で許容電流が決まります。
周囲温度が高いと、電線が冷えにくく、許容電流は小さくなります。また、電線を束ねたり近接させて敷設すると(離隔距離が小さいと)、お互いの熱で放熱が悪くなり、許容電流は小さくなります。だから許容電流値は、周囲温度や離隔距離の影響を受けます。
選択肢3は「影響されない」としていますが、許容電流値は周囲温度や離隔距離の影響を受けるのが正しい考え方です。「放熱しにくい条件ほど流せる電流は小さい」と押さえます。
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電気配線の許容電流値は、周囲温度や電線離隔距離に影響されない。〇か×か。
×。許容電流値は、周囲温度が高いほど、また電線を束ねて離隔距離が小さいほど小さくなり、これらの影響を受けます。
無効電力を削減するには、誘導電動機に進相コンデンサを並列に接続して力率を改善するのが有効である。〇か×か。
〇。進相コンデンサを並列に接続すると力率が改善され、無効電力を削減できます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月