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平成29年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.8は、屋内階段に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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取り上げられているのは、手すりの端部の延長、上下2段の手すりの高さ、蹴上げ・踏面・蹴込み、視覚障がい者向けの床仕上げです。国土交通省の「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」に照らして判断します。
注意したいのは、階段の上端で段の存在を知らせる床の仕上げです。視覚障がいのある人に「ここから段が始まる」と警告する用途には、決まった種類のブロックを使います。
段の存在を知らせる警告には「点状ブロック」を用います。進行方向を示す誘導用は「線状ブロック」で、役割が逆です。設置位置も段の直前5cmでは近すぎ、適切な距離を確保します。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 手すりの端部を、上端で水平に45cm、下端で段鼻から45cm延長するのは妥当です。記述どおりです。 |
| 2 | ○(正しい) | 上下2本の手すりを設け、上段80cm・下段60cmとするのは、大人と子ども双方に配慮した妥当な高さです。 |
| 3 | ○(正しい) | 蹴上げ15cm・踏面32cm・蹴込み1cmは、ゆるやかで上り下りしやすい寸法です。記述どおりです。 |
| 4 | ×(誤り) | 段の手前に線状ブロックを敷く点が誤りです。段の警告には点状ブロックを用います。 |
選択肢4は、段の手前に線状ブロックを敷くとする点が誤りで、警告には点状ブロックを用います。
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視覚障がい者誘導用ブロックには、大きく2種類あります。突起が点状に並ぶ「点状ブロック」と、突起が線状に伸びる「線状ブロック」です。突起の形が違い、伝える意味も異なります。
点状ブロックは「ここで止まれ・注意せよ」という警告を伝えます。階段や段差の手前、ホームの端などに敷きます。一方、線状ブロックは突起の向きで進行方向を示す誘導用で、通路に沿って連続して敷きます。
選択肢4は、段の存在を知らせる目的に線状ブロックを使うとしており、用途が逆です。さらに、設置位置を段の手前5cmとするのも近すぎ、足を踏み外す前に止まれる適切な距離を確保します。
ザックリ言えば、段の手前は点状ブロック(警告)、進む方向を示すのが線状ブロック(誘導)です。
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階段の手前で段の存在を知らせる警告には、点状・線状のどちらのブロックを用いますか。
点状ブロックです。点状ブロックは「止まれ・注意」を伝える警告用で、段差やホームの端に敷きます。
線状ブロックは何を伝えるためのものですか。
進行方向を示す誘導用です。突起の向きで進む方向を伝え、通路に沿って連続して敷きます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月