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平成29年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.3は、二酸化炭素濃度・必要換気量・温度差換気・クリーンルームの換気方式など、換気に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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室容積と濃度の関係、必要換気量の考え方、温度差換気のしくみ、清浄室の圧力管理が並びます。式の形を正しく覚えているかが問われます。
引っかけの核心は温度差換気です。温度差換気の換気量は、内外温度差と開口高さの差の平方根に比例します。選択肢3は「比例する」と書いており、平方根が抜けています。
必要換気量が室容積によらないこと、清浄室は正圧に保つことなど、ほかの3つは確実に得点したい基本です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 換気回数が同じなら、容積の小さい室ほど換気量が小さく、同じ発生量に対して定常濃度は高くなります。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | 定常状態の必要換気量は、汚染物質の発生量・許容濃度・外気濃度で決まり、室容積にはよりません。適当な記述です。 |
| 3 | ×(不適当) | 温度差換気の換気量は、内外温度差と開口高さの差の平方根に比例します。単純に比例するとする点が不適当です。 |
| 4 | ○(適当) | 汚染空気の流入を防ぐ室は、第二種機械換気または室内を正圧にした第一種機械換気とします。適当な記述です。 |
選択肢3は、換気量が温度差と高さの差に比例するとした点が不適当で、正しくはそれぞれの平方根に比例します。
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温度差換気(重力換気)は、室内外の空気の密度差で生じる圧力差を駆動力とする換気です。暖かい空気は軽く上へ、冷たい空気は重く下へ動きます。
このときの換気量は、内外の温度差が大きいほど、また上下の開口の高さの差が大きいほど増えます。ただし増え方は直線ではなく、温度差と高さの差それぞれの平方根に比例します。
ザックリ言えば、温度差換気量は温度差・開口高さの差の平方根に比例します。温度差を4倍にしても換気量は2倍にしかなりません。選択肢3はこの平方根を見落としています。
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温度差換気の換気量は、内外温度差に対してどう変化する?
温度差の平方根に比例します。温度差を4倍にしても換気量は2倍までです。
定常状態の必要換気量は、室容積に左右される?
左右されません。汚染物質の発生量・許容濃度・外気濃度で決まります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月