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平成29年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.5は、自然排煙・機械排煙・加圧防煙・第二種排煙など、火災時の煙制御に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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煙を外へ出す方式と、煙の拡散を抑える方式が並びます。排煙の効率が何で決まるかを正しく押さえられるかが問われます。
引っかけの核心は自然排煙です。自然排煙の効率は、排気の開口だけでなく、給気の経路にも左右されます。選択肢1は「給気経路によらず」としており、給気の役割を切り捨てています。
加圧防煙や第二種排煙(押出型)など、ほかの記述は煙制御の基本としてそのまま覚えます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(不適当) | 自然排煙の効率は、排気の開口だけでなく給気経路にも左右されます。給気経路によらないとする点が不適当です。 |
| 2 | ○(適当) | 吸引型の機械排煙は、煙を外へ出すと同時に室を減圧し、他の空間への煙の拡散を抑えます。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 階段室の加圧防煙は、煙の流入防止と、煙突効果による煙の拡散防止の両方に有効です。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | 第二種排煙は押出型で、所定の排煙量を確保するため排煙量より多い給気量が必要です。適当な記述です。 |
選択肢1は、自然排煙の効率が給気経路によらず決まるとした点が不適当で、給気がうまく取れないと排煙も進みません。
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自然排煙は、煙が浮力で上昇する力を使い、上部の開口から煙を外へ出す方式です。煙が抜けるには、その分の空気が下から室内へ入らなければなりません。
この給気が不足すると室内が負圧になり、上部の開口から煙が出にくくなります。つまり排煙の効率は、排気側の開口の位置・面積だけでなく、給気経路の取り方にも左右されます。
ザックリ言えば、自然排煙は給気と排気がセットで初めて働くと押さえます。出口だけ大きくしても、入口がなければ煙は抜けません。選択肢1はこの給気側を無視しています。
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自然排煙の効率は、給気経路に左右される?
左右されます。給気が不足すると室が負圧になり、上部の開口から煙が抜けにくくなります。
第二種排煙(押出型)で、給気量と排煙量はどちらを多くする?
給気量を排煙量より多くします。室を加圧して煙を押し出すためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月