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平成30年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.1は、長波長放射率・エネルギー代謝率・光幕反射・音の干渉など、環境工学の用語に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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放射・人体・光・音と、分野の異なる用語が一度に並びます。それぞれの定義を、似た現象と取り違えずに言えるかが問われます。
引っかけの核心は光幕反射です。光沢のある紙面に光が映り込むと、文字と紙の明るさの差が小さくなり、読みにくくなります。選択肢3はこの輝度対比が「大きくなる」と反対に書いています。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 長波長放射率は、部材表面の放射エネルギーを、同一温度の完全黒体の放射エネルギーで除した値です。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | エネルギー代謝率(RMR)は、労働代謝を基礎代謝で割った比率で、作業強度を表します。適当な記述です。 |
| 3 | ×(不適当) | 光幕反射は、紙面への光の映り込みで文字と紙面の輝度対比が小さくなる現象です。大きくなるとする点が不適当です。 |
| 4 | ○(適当) | 音の干渉は、二つ以上の音波が重なるとき、その重なり具合で振幅が変化する現象です。適当な記述です。 |
選択肢3は、光幕反射で輝度対比が大きくなるとする点が不適当で、正しくは輝度対比が小さくなり文字が読みにくくなります。
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光幕反射は、机上の光沢のある書類などに光源の光が映り込み、紙面にうすい光の幕がかかったように見える現象です。この映り込みが、文字の黒い部分にも白い紙の部分にも同じように重なります。
その結果、文字と紙面の明るさの差、つまり輝度対比が小さくなり、文字が見えにくくなります。ところが選択肢3は「輝度対比が大きくなる」としており、効果が反対になっています。
ザックリ言えば、光幕反射は文字と紙のコントラストを下げて読みにくくする現象です。光沢紙の資料に天井照明が映り込んで読みづらくなる場面が身近な例です。
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光幕反射が起きると、文字と紙面の輝度対比はどうなる?
輝度対比は小さくなり、文字が読みにくくなります。映り込みが文字部分と紙部分の両方に重なるためです。
エネルギー代謝率(RMR)は、何を何で割った値?
労働代謝を基礎代謝で割った値です。作業の強度を表す指標として使われます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月