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平成30年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.2は、露点温度・カーテンと結露・二重サッシの気密・押入れの結露など、結露に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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結露は、湿った空気が冷たい面に触れて露点温度を下回ると発生します。だからこそ「面の温度を下げない」「湿気を近づけない」が対策の基本になります。
選択肢はこの基本の応用です。露点温度の決まり方、カーテンの効果、二重サッシの気密の取り方、押入れの結露と、場面ごとに正しい対策を選べるかが問われます。
引っかけの核心は選択肢4の押入れです。襖の断熱を高めると一見よさそうに見えますが、押入れの中に室内の暖気が伝わらなくなり、外壁側がかえって冷えて結露しやすくなります。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 空気を加熱しても、絶対湿度が同じなら露点温度は変化しません。露点は空気中の水蒸気量で決まるためです。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | 窓ガラスの室内側にカーテンを設けても、冬期のガラス面結露の防止策としては期待できません。カーテンでガラス面の温度がさらに下がるためです。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 二重サッシの間の結露防止には、室外側サッシより室内側サッシの気密性を高くするのが有効です。室内の湿った空気を中間の空気層へ入れないためです。適当な記述です。 |
| 4 | ×(不適当) | 外壁に接する押入れの結露防止に、襖の断熱性を高くするのが有効、という記述です。襖の断熱性を高くすると押入れ内が冷えてかえって結露しやすくなるため、不適当です。 |
選択肢4は、押入れの襖の断熱性を高くするのが有効とする点が不適当で、正しくは外壁側の断熱を高めるか、襖を開けて通気を確保し室内の暖気を取り込みます。
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外壁に接する押入れは、もともと外気で冷やされやすく、湿気もこもりやすい場所です。布団などからの水分も加わり、結露の起きやすい条件がそろっています。
ここで襖の断熱性を高めると、室内の暖かい空気が押入れの中へ伝わらなくなります。すると外壁側の面はますます冷え、露点温度を下回って結露が増えます。断熱の足し場所を間違えると逆効果になります。
ザックリ言えば、押入れ結露は外壁側の断熱と通気で対策し、襖の断熱を上げるのは逆効果です。襖を少し開けておく、すのこで空気を通すといった通気の確保が現実的な対策になります。
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空気を加熱すると露点温度は上がる?
絶対湿度(水蒸気量)が同じなら変わりません。露点は空気中の水蒸気量で決まります。
二重サッシの中間層の結露を防ぐには、室内側と室外側どちらの気密を高める?
室内側サッシです。室内の湿った空気を中間層へ入れないためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月