建築士試験 解説ノート

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平成30年度 一級建築士 環境・設備 No.8を解説、色彩に関する誤りを見抜くポイント

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平成30年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.8は、色の恒常性・明度とマンセル表色系・反射率と白色・色光の誘目性など、色彩に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

色彩の用語が一度に並ぶ問題です。色の見え方の性質と、マンセル表色系の三属性を正しく言えるかが問われます。

引っかけの核心はマンセル表色系です。三属性は色相・明度・彩度で、それぞれヒュー・バリュー・クロマと呼びます。選択肢2は明度をヒューとしていますが、ヒューは色相を表す言葉です。

明度は視感反射率に対応する明るさの度合いで、マンセル表色系ではバリュー(Value)で表します。この取り違えが見抜けるかどうかが分かれ目です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当なもの)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 照明の光がわずかに変化しても、一様に物体に当たっていれば、色の恒常性によって同じ色として認識できます。適当な記述です。
2 ×(不適当) 明度は視感反射率に対応する値ですが、マンセル表色系ではバリュー(Value)で表され、ヒュー(Hue)は色相です。明度をヒューとする点が不適当です。
3 ○(適当) 全波長を均等に反射する物体を昼光下で見ると、反射率が高いほど太陽光の色に近い白色に見えます。適当な記述です。
4 ○(適当) 色光の誘目性は、色相において赤が最も高く、青がこれに次ぎます。適当な記述です。

選択肢2は、マンセル表色系で明度をヒューとして表すとする点が不適当で、正しくは明度はバリュー(Value)、ヒュー(Hue)は色相です。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

マンセル表色系は、色を色相・明度・彩度の三属性で表す方法です。色相はヒュー(Hue)、明度はバリュー(Value)、彩度はクロマ(Chroma)と呼びます。

このうち明度は、物体の明るさの度合いを示す属性で、視感反射率に対応します。反射率が高いほど明度は高くなります。選択肢2はこの明度を「ヒュー」としていますが、ヒューは色相のことなので取り違えています。

ザックリ言えば、マンセル表色系で明度はバリュー(Value)、ヒュー(Hue)は色相です。明度=バリュー、色相=ヒューと結び付けて覚えると間違えません。

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覚え方

  • マンセル三属性=色相ヒュー(H)・明度バリュー(V)・彩度クロマ(C)
  • 明度=視感反射率に対応する明るさの度合い
  • 色の恒常性=照明が多少変わっても同じ色に見える性質
  • 誘目性=赤が最も高く青がこれに次ぐ

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理解度チェック

Q.

マンセル表色系で「明度」を表す言葉は?

バリュー(Value)です。ヒュー(Hue)は色相、クロマ(Chroma)は彩度を表します。

Q.

色光の誘目性が最も高い色相は?

赤です。青がこれに次ぎます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科II(環境・設備)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「環境・設備」を過去問から整理しています。運営者情報

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