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平成30年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.9は、音の強さのレベルとデシベル・最適残響時間と室容積・等ラウドネス・カクテルパーティー効果など、音響に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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音の物理量と聴覚の性質が混ざった問題です。デシベルの計算、残響時間の傾向、聞こえ方に関する用語を、それぞれ正しく押さえられているかが問われます。
引っかけの核心はカクテルパーティー効果です。多くの音が飛び交う環境でも、聞きたい音だけを選んで聞き取れる聴覚の働きを指します。選択肢4はこれを「聞き取りにくくなる現象」と反対に説明しています。
用語の向きを取り違えていないか、定義の方向に注意して読むことが大切です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 音の強さのレベルを30dB下げるには、音の強さを1/1000にします。10dBごとに1/10になるためです。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | コンサートホール等の最適残響時間として推奨される値は、室容積が大きくなるほど長くなります。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 音の大きさの感覚量は、音圧レベルが一定の場合、低音域で小さく、3~4kHz付近で最大となります。適当な記述です。 |
| 4 | ×(不適当) | カクテルパーティー効果は、騒がしい中でも聞きたい音を選択的に聞き取れる現象です。聞き取りにくくなる現象とする点が不適当です。 |
選択肢4は、カクテルパーティー効果を聞きたい音が聞き取りにくくなる現象とする点が不適当で、正しくは騒がしい中でも聞きたい音を選んで聞き取れる現象です。
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カクテルパーティー効果は、多くの人が話す騒がしい場でも、特定の話し声など必要な音だけを選んで聞き取れる聴覚の働きを指します。パーティー会場で相手の声を拾える様子から名付けられています。
選択肢4はこの効果を「周囲が騒がしいことで聞きたい音が聞き取りにくくなる現象」としていますが、効果の向きが反対です。本来は騒音の中でも聞きたい音を取り出せる、という働きを表します。
ザックリ言えば、カクテルパーティー効果は騒音下でも目的の音を選んで聞き取れる現象です。聞き取りにくくなるという説明は逆になっています。
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カクテルパーティー効果とは?
騒がしい環境でも、聞きたい音(特定の話し声など)を選択的に聞き取れる聴覚の働きです。
音の強さのレベルを30dB下げるには、音の強さを何分の1にする?
1/1000にします。10dBごとに1/10になるためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月