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平成30年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.11は、営業用厨房の圧力・ボイラー室の給気量・全熱交換器とバイパス・置換換気など、換気設備に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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換気の計画と方式を問う問題です。室の圧力をどちらに保つか、給気量の考え方、省エネ運転、換気方式の原理を、それぞれ正しく押さえられているかが問われます。
引っかけの核心は営業用厨房の圧力です。厨房は煙や臭気、熱が多く出るため、これらを客席へ流出させないよう厨房側を負圧に保ちます。空気は客席から厨房へ流れるようにします。
選択肢1は、厨房側を客席よりも正圧に保つとしていますが、圧力の向きが反対です。ここが誤りです。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(不適当) | 営業用厨房は、臭気や煙を客席へ流出させないよう厨房側を負圧に保ちます。客席よりも正圧に保つとする点が不適当です。 |
| 2 | ○(適当) | ボイラー室の給気量は、燃焼に必要な空気量に、室内発熱を除去するための換気量を加えた量とします。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 外気取入れ経路に全熱交換器がある場合、中間期など外気冷房が効果的な状況では、バイパスを設けて熱交換を行わないほうが省エネになります。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | 置換換気は、空間上部の高温領域と下部の低温領域の空気密度差による浮力を利用した換気方式です。適当な記述です。 |
選択肢1は、営業用厨房を客席よりも正圧に保つとする点が不適当で、正しくは臭気や煙を客席へ出さないよう厨房側を負圧に保ちます。
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営業用厨房は、調理に伴って煙や臭気、熱が大量に発生する室です。これらを隣の客席へ流出させると、料理やサービスの質が下がってしまいます。
そこで厨房側を客席よりも負圧にして、空気が客席から厨房へ流れ込むようにします。こうすれば厨房の臭気や煙は客席側へ漏れません。選択肢1は厨房を正圧としており、圧力の向きが反対です。
ザックリ言えば、営業用厨房は厨房側を負圧に保ち、臭気や煙を客席へ漏らさないのが基本です。正圧にすると厨房の空気が客席へ押し出されてしまいます。
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営業用厨房は、客席に対して正圧と負圧のどちらに保つ?
負圧です。厨房の臭気や煙、熱を客席側へ流出させないためです。
中間期に外気冷房が効果的なとき、全熱交換器はどう使う?
バイパスして熱交換を行わないほうが省エネです。冷たい外気をそのまま取り入れられます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月