建築士試験 解説ノート

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平成29年度 二級建築士 計画 No.15を解説、建築物の計画に関する誤りを見抜くポイント

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平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.15は、建築物の計画に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

病院の手術室、劇場のプロセニアムアーチ、美術館の展示壁面の照度、博物館の燻蒸室、コンサートホールのアリーナ型が問われます。判断の決め手は、博物館の燻蒸室を収蔵庫や荷解室に近づけるか離すかです。

引っかけの核心は、燻蒸室の配置です。害虫などを駆除する燻蒸室は、搬入から燻蒸・収蔵までの動線を短くするため、荷解室や収蔵庫に近接して配置します。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 病院の手術室の空気調和設備は単独に設け、室内の気圧を室外より高くして清浄さを保つのは適切です。
2 ○(正しい) 劇場で、舞台と客席の間の額縁状のものをプロセニアムアーチというのは正しい呼び名です。
3 ○(正しい) 美術館で、洋画の展示壁面の照度を500lx程度としたのは、適切な明るさの目安です。
4 ×(誤り) 博物館の荷解室・収蔵庫を燻蒸室からできるだけ離して配置するとした点が誤り。燻蒸室は近接して配置します。
5 ○(正しい) コンサートホールのアリーナ型は、客席がステージを取り囲み、演奏者と聴衆の一体感が得やすい形式です。

選択肢4は、荷解室・収蔵庫を燻蒸室からできるだけ離して配置するとした点が誤りで、燻蒸室は搬入から燻蒸・収蔵の動線を短くするため、荷解室や収蔵庫に近接して配置します。

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選択肢4のポイント

博物館では、収蔵品に付いた害虫やカビを駆除するために燻蒸室を設けます。外部から運び込んだ資料は、荷解室で開梱し、燻蒸してから収蔵庫へ入れる流れです。

この流れをスムーズにするため、燻蒸室は荷解室や収蔵庫に近接させます。離して配置すると、燻蒸前の資料を長い距離運ぶことになり、害虫を館内に広げる危険が増します。

選択肢4は燻蒸室から離して配置するとしていますが、正しくは近接して配置します。搬入・荷解き・燻蒸・収蔵の順に、動線をひとまとまりにする、と覚えておきましょう。

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覚え方

  • 燻蒸室は荷解室・収蔵庫に近接して配置し、搬入から燻蒸・収蔵の動線を短くする
  • 手術室は空調を単独に設け室内を陽圧に/プロセニアムアーチは舞台と客席の間の額縁
  • 洋画の展示壁面照度は500lx程度/アリーナ型は客席がステージを取り囲み一体感が得やすい

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理解度チェック

Q.

博物館の荷解室及び収蔵庫は、燻蒸室からできるだけ離して配置する。〇か×か。

×。燻蒸室は搬入から燻蒸・収蔵の動線を短くするため、荷解室や収蔵庫に近接して配置します。

Q.

病院の手術室は、空気調和設備を単独に設け、室内の気圧を室外より高くする。〇か×か。

。手術室は空調を単独に設け、室内を陽圧に保つことで、外部からの汚れた空気の侵入を防ぎます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成29年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅰ(建築計画)問題」
  • 燻蒸室は荷解室・収蔵庫に近接して配置/手術室は陽圧・プロセニアムアーチ・アリーナ型:各種建築計画の基本
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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