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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.3は、建築環境工学の用語に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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BOD、残響時間、PMV、LCCO2、対流熱伝達という環境工学の用語の意味が問われます。判断の決め手は、その用語が何を評価・表す指標かを取り違えていないかです。
引っかけの核心は、BOD(生物化学的酸素要求量)が評価する対象です。BODは水質汚濁、つまり水の汚れの程度を表す指標で、「空気汚染を評価する指標」とするのは誤りです。
BODは、水中の有機物を微生物が分解するときに消費する酸素量です。値が大きいほど水が汚れていることを示します。空気ではなく水の指標だと押さえておきましょう。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | BOD(生物化学的酸素要求量)を空気汚染を評価する指標とした点が誤り。BODは水質汚濁を評価する指標です。 |
| 2 | ○(正しい) | 残響時間は、音が停止してから室内の平均音圧レベルが60dB低下するまでの時間です。 |
| 3 | ○(正しい) | PMV(予測平均温冷感申告)は、温度・湿度・気流・放射の四要素に、着衣量と作業量を加えた温熱環境指標です。 |
| 4 | ○(正しい) | LCCO2は、建築物の資材製造から解体までのライフサイクルを通しての二酸化炭素の総排出量です。 |
| 5 | ○(正しい) | 対流熱伝達は、固体表面と、それに接する空気との間で生じる熱移動現象です。 |
選択肢1は、BODを空気汚染を評価する指標とした点が誤りで、正しくは水質汚濁を評価する指標です。
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BODは、水中の有機物を微生物が分解するときに必要とする酸素の量です。有機物による汚れが多いほど酸素が多く使われるため、値が大きいほど水が汚れていることを示します。
空気の汚れの指標としては、二酸化炭素濃度や浮遊粉じん量などが用いられます。BODやCOD(化学的酸素要求量)は水質の指標で、対象が空気ではありません。
選択肢1はBODを「空気汚染を評価する指標」としていますが、これは対象の取り違えなので誤りです。BODは水、二酸化炭素は空気、と対で覚えておきましょう。
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BOD(生物化学的酸素要求量)は、空気汚染を評価する指標である。〇か×か。
×。BODは水質汚濁を評価する指標です。空気の汚れは二酸化炭素濃度などで評価します。
残響時間は、音が停止してから室内の平均音圧レベルが60dB低下するまでの時間である。〇か×か。
〇。残響時間は音圧レベルが60dB低下するのに要する時間で定義されます。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月