建築士試験 解説ノート

建築士試験 解説ノート
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 一級建築士 計画
  4. 令和3年
  5. > No.7 建築物内の音

令和3年度 一級建築士 計画 No.7を解説、建築物内で発生する音に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和3年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.7は、建築物内で発生する音に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

吸音・拡散・遮音という、室内音響の3つの手法がまとめて問われます。それぞれの目的と、面の形が音をどう動かすかが分かれば判断できます。

引っかけの核心は、面の形です。大きな凹曲面は反射音を一点に集める性質があり、音の偏り(集中と弱い場所)を生みます。デッドスポットを防ぐ目的には逆効果で、防ぐなら凸曲面や拡散体で音を散らします。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

本番形式で繰り返すなら、年度別の過去問題集が定番です。7年分を解いて出題パターンに慣れられます。受験する年度に対応した版を選んでください。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 孔あき板は共鳴によって吸音します。背後の躯体との間に空気層を十分に確保すると、低音域の吸音率を高められます。
2 ×(誤り) デッドスポット防止に天井・壁を大きな凹曲面とした点が誤り。凹曲面は反射音を一点に集中させ音の偏りを生みます。散らすには凸曲面や拡散体を用います。
3 ○(正しい) オープンプラン型小学校で、廊下の天井にガラスクロスで覆ったグラスウール(吸音材)を使うと、隣接する教室からの音の伝播を抑えられます。
4 ○(正しい) 共通間柱構造から、ボードを各面ごとに別の間柱へ取り付ける独立間柱構造にすると、固体を伝わる音が断たれ遮音性能が向上します。

選択肢2は、デッドスポット防止に大きな凹曲面を用いるとした点が誤りで、凹曲面は音を集中させます。音を均一にするには凸曲面や拡散体で散らします。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢2のポイント

凹曲面(内側にくぼんだ面)は、レンズや凹面鏡と同じように反射音を焦点へ集めます。ドーム天井や凹んだ壁では、特定の場所だけ音が強くなり、別の場所では弱くなる音の偏りが起きます。

デッドスポット(音圧が極端に弱くなり聞こえにくい場所)は、むしろこうした音の集中の裏側で生まれます。防ぐには、凸曲面(外側にふくらんだ面)や拡散体、表面の凹凸で反射音を散らし、音を均一に行き渡らせます。選択肢2は音を散らすべき場面で集中させる凹曲面を選んでおり、効果が逆になっているため誤りです。

意匠上どうしても凹曲面を残すときは、面に凹凸を付けて反射音を散らすか、その面に吸音材を貼って反射そのものを抑えます。

効率よく仕上げるなら、一級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

覚え方

  • 凹曲面=音を一点に集中(反響・偏り)→避ける/凸曲面・拡散体=音を散らす
  • 孔あき板+背後の空気層=低音域の吸音(共鳴吸音)
  • 吸音材(グラスウール等)=音の伝播を抑える/独立間柱=固体伝搬を断ち遮音を上げる

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

デッドスポットの発生を防ぐには、天井面や壁面を大きな凹曲面で構成するのが効果的である。〇か×か。

×。凹曲面は反射音を一点に集中させ音の偏りを生みます。散らすには凸曲面や拡散体を用います。

Q.

孔あき板の背後に空気層を十分に確保すると、低音域の吸音率を高められる。〇か×か。

。孔あき板は共鳴で吸音し、背後の空気層を大きくすると低音域に効きます。

令和3年 一級建築士 計画 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和3年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
  • 凹曲面による音の集中とデッドスポット・凸曲面/拡散体による音の拡散・孔あき板の共鳴吸音・独立間柱による遮音:建築音響の基本
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

Topへ >>