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令和元年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.11は、ペリメーターレス化・VAV方式・外気冷房・ダブルスキンなど、空気調和設備に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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空調方式や省エネ手法の目的を正しく押さえられているかが問われます。用語のイメージだけで判断すると引っかかります。
引っかけの核心は外気冷房の使いどころです。外気冷房は、外気のエンタルピーが室内空気より低いときに、その差を冷房に利用する手法です。選択肢3は外気のエンタルピーが高い場合に利用するとしていますが、これは逆で、外気のほうが高ければかえって負荷が増えます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | ペリメーターレス化は、窓際の熱負荷を建築面と設備面の工夫で減らし、室内をインテリアゾーンに近づける考え方です。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | VAV方式は、部屋やゾーンごとにVAVユニットを置いて風量を変えるため、個別の温度制御ができます。適当な記述です。 |
| 3 | ×(不適当) | 外気冷房は、外気のエンタルピーが室内空気より低いときに利用するもので、高い場合に利用するとするのは逆です。不適当です。 |
| 4 | ○(適当) | ダブルスキンは外壁をガラスの二重構造とし、中間層の換気などで日射や貫流の熱負荷を低減する手法です。適当な記述です。 |
選択肢3は、外気のエンタルピーが室内より高いときに外気冷房を利用するとする点が誤りで、正しくは外気のエンタルピーが室内より低いときに利用します。
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外気冷房(フリークーリング)は、外気のほうが室内より冷たく乾いているとき、つまり外気のエンタルピーが室内空気より低いときに、外気を多めに取り入れて冷房に使う手法です。冷凍機を回さずに冷やせるので省エネになります。
逆に外気のエンタルピーが室内より高いと、外気を取り入れるほど熱や湿気を持ち込み、空調負荷はかえって増えます。だから外気が高いときには外気冷房を使いません。
ザックリ言えば、外気冷房は外気のエンタルピーが室内より低いときに使うということです。高い低いを逆にした引っかけです。
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外気冷房は、外気のエンタルピーが室内よりどうなったときに利用する?
外気のエンタルピーが室内空気より低いときです。外気のほうが高いと負荷が増えるため使いません。
VAV方式が個別の温度制御をできるのはなぜ?
部屋やゾーンごとにVAVユニットを置き、必要に応じて風量を変えられるためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月