建築士試験 解説ノート

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令和2年度 二級建築士 法規 No.8を解説、荷重及び外力に関する誤りを見抜くポイント

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令和2年度 二級建築士 学科II(建築法規)No.8は、荷重及び外力に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、誤っているものを選びます。

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この問題で問われていること

  1. 多雪区域の短期応力度と積雪荷重(令82条・88条)
  2. 必要保有水平耐力の標準せん断力係数(令88条3項)
  3. 実況によらない場合の積載荷重(令85条)
  4. 他の建築物で風をさえぎられる場合の速度圧(令87条3項)
  5. 雪下ろしの慣習がある地方の垂直積雪量(令86条6項)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが誤っている記述)

建築関係法令集 法令編(総合資格)

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法規は試験中に条文を引いて解く科目です。線引きした法令集が一冊あると確実です。

選択肢2は、必要保有水平耐力を計算する場合の標準せん断力係数を「0.2以上」としていますが、これは誤りです。保有水平耐力計算で用いる標準せん断力係数C0は、1.0以上とします(令88条3項)。

0.2以上は、一次設計(許容応力度計算)の地震層せん断力に用いる値で、これを保有水平耐力の計算に持ち込んだ点が誤りです。大地震に対する二次設計では、C0を1.0以上に引き上げます。必要保有水平耐力の計算に用いるC0は1.0以上(令88条3項)と押さえます。

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 保有水平耐力計算で短期の応力度を計算する場合、多雪区域では積雪荷重を考慮します。正しい記述です(令82条・88条)。
2 ×(誤り) 必要保有水平耐力の計算に用いる標準せん断力係数C0は1.0以上で、0.2以上とした点が誤りです(令88条3項)。
3 ○(正しい) 積載荷重を実況によらないで計算する場合、室の種類と計算の対象に応じた数値に床面積を乗じて求めます。正しい記述です(令85条)。
4 ○(正しい) 有効に風をさえぎる他の建築物がある場合、その方向の速度圧を1/2まで減らして計算します。正しい記述です(令87条3項)。
5 ○(正しい) 雪下ろしの慣習のある地方では、垂直積雪量を1mまで減らして計算します。正しい記述です(令86条6項)。

選択肢2は、標準せん断力係数を0.2以上とした点が誤りで、必要保有水平耐力の計算では1.0以上です。

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選択肢2のポイント

引っかけの核心は、標準せん断力係数C0が、一次設計と二次設計で値が変わることです。同じ「C0」でも、使う場面で数値が違います。

一次設計(許容応力度計算)では、C0は0.2以上を使います。これに対して、大地震を想定した必要保有水平耐力の計算(保有水平耐力計算)では、C0を1.0以上に引き上げます(令88条3項)。

選択肢2は、二次設計の場面で一次設計の値0.2を当てはめた入れ替えです。「一次は0.2、保有耐力は1.0」と対で覚えると取り違えを防げます。

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覚え方

  • 標準せん断力係数C0は、一次設計で0.2以上/必要保有水平耐力の計算で1.0以上(令88条3項)
  • 他の建築物で有効に風をさえぎられる場合、速度圧は1/2まで減らせる(令87条3項)
  • 雪下ろしの慣習がある地方は垂直積雪量を1mまで減らして計算(令86条6項)

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Q.

必要保有水平耐力を計算する場合の標準せん断力係数C0は、いくつ以上?

1.0以上です(令88条3項)。一次設計の0.2以上とは別の値で、大地震に対する二次設計では引き上げます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和2年度 二級建築士試験 学科の試験 学科II(建築法規)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「法規」を過去問から整理しています。運営者情報

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