建築士試験 解説ノート

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平成28年度 二級建築士 計画 No.2を解説、日本の歴史的建築物に関する誤りを見抜くポイント

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平成28年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.2は、日本の歴史的建築物に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

日本の歴史的建築物について、様式や構造の特徴が問われます。円覚寺舎利殿、桂離宮、伊勢神宮内宮正殿、薬師寺東塔、日光東照宮の5つです。

引っかけの核心は、円覚寺舎利殿の様式です。細い部材や強い屋根の反りは禅宗様(唐様)の特徴で、円覚寺舎利殿は和様ではなく禅宗様の代表例です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 記述の要点 正誤
1 円覚寺舎利殿を、部材が細く屋根の反りが強い和様とした点が誤り。これらは禅宗様の特徴で、円覚寺舎利殿は禅宗様の代表例です。 ×(誤り)
2 桂離宮は、書院造りに茶室建築の特徴を取り入れた数寄屋造りです。 ○(正しい)
3 伊勢神宮内宮正殿は、高床家屋が神社建築に転じたとされ、掘立柱を用います。 ○(正しい)
4 薬師寺東塔は、各重に裳階が付いた本瓦葺きの三重塔です。 ○(正しい)
5 日光東照宮は、本殿と拝殿を石の間でつなぐ権現造りの霊廟建築です。 ○(正しい)

選択肢1は、円覚寺舎利殿を和様としている点が誤りで、正しくは細い部材と強い屋根の反りをもつ禅宗様の代表例です。

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選択肢1のポイント

禅宗様(唐様)は、鎌倉時代に禅宗とともに中国から伝わった様式です。部材が細く、屋根の反りが強く、詰組や扇垂木などの装飾的な組物が特徴です。円覚寺舎利殿はその代表例とされています。

一方の和様は、平安時代までに日本で定着した穏やかな様式で、部材は太めで屋根の反りもゆるやかです。円覚寺舎利殿を和様と取り違えると引っかかります。

選択肢1は円覚寺舎利殿を和様としていますが、正しくは禅宗様の建築です。細い部材と強い反りは禅宗様の合図と覚えておきましょう。

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覚え方

  • 円覚寺舎利殿=禅宗様(唐様)/和様ではない・細い部材と強い反り
  • 桂離宮=数寄屋造り/伊勢神宮内宮正殿=神明造り(掘立柱)
  • 薬師寺東塔=裳階付き三重塔/日光東照宮=権現造り

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理解度チェック

Q.

円覚寺舎利殿は、和様の代表的な建築物である。〇か×か。

×。細い部材と強い屋根の反りをもつ禅宗様の代表例です。

Q.

日光東照宮は、本殿と拝殿を石の間でつなぐ権現造りである。〇か×か。

。本殿と拝殿を石の間で結ぶ権現造りの霊廟建築です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成28年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅰ(建築計画)問題」
  • 円覚寺舎利殿=禅宗様(唐様)/桂離宮=数寄屋造り/伊勢神宮内宮正殿=神明造り:日本建築史の基本
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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