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平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅰ(建築計画)No.4は、室内の空気環境に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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換気の基本と、室内空気の汚染質が問われます。全般換気、温度差換気、必要換気量、一酸化炭素の許容濃度、ホルムアルデヒドの放散等級を整理します。
引っかけの核心は、温度差換気で外気が室内より高温のときの流れです。高温の外気は軽いので中性帯より上方から流入し、下方から流出します。下方から外気が入るのは、外気が室内より低温のときです。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 全般換気は、室全体を換気して汚染質の濃度を薄める方式です。室内全体の空気質を保ちます。 |
| 2 | ×(誤り) | 外気温が室内温度より高い場合に中性帯より下方から外気が流入するとした点が誤り。高温の外気は上方から流入します。 |
| 3 | ○(正しい) | 室内の必要換気量は、一般に二酸化炭素濃度の許容値を基準として算出します。 |
| 4 | ○(正しい) | 一酸化炭素濃度の許容値は、0.001%(10ppm)以下とされています。 |
| 5 | ○(正しい) | ホルムアルデヒドの放散量は、F☆☆☆よりF☆☆☆☆のほうが小さく、☆が多いほど放散が少なくなります。 |
選択肢2は、外気温が室内温度より高い場合に中性帯より下方から外気が流入するとした点が誤りで、高温で軽い外気は上方から流入し下方から流出します。
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温度差換気(重力換気)は、室内外の温度差による空気の密度差で生じます。開口部が上下にあると、途中に室内外の圧力差がゼロになる高さ、つまり中性帯ができます。中性帯より上では一方向、下では逆方向の流れになります。
外気が室内より高温だと、外気のほうが軽いため、中性帯より上方から入って下方へ抜けます。逆に外気が室内より低温なら、重い外気が下方から入り上方へ抜けます。選択肢2は「外気が高温なのに下方から流入」としており、向きが逆です。
選択肢2は外気温が室内温度よりも高い場合に下方から外気が流入としていますが、正しくは上方から流入します。暖かい空気は上へ、という密度の向きで判断しましょう。
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温度差換気で、外気温度が室内温度よりも高い場合、外気は中性帯より下方から流入する。〇か×か。
×。高温の外気は軽いため、中性帯より上方から流入し下方から流出します。下方から入るのは外気が低温のときです。
室内の必要換気量は、二酸化炭素濃度の許容値を基準として算出する。〇か×か。
〇。在室者からの汚染の指標として、二酸化炭素濃度の許容値を基準に必要換気量を求めます。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月