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平成28年度 一級建築士試験 学科III(法規)No.26は、消防法に関する問題です。4つの記述のうち、消防法上、誤っているものを選びます(無窓階はなく、指定可燃物の貯蔵・取扱いはしないものとします)。
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消防法では、用途・規模ごとの消火設備や警報設備の設置が問われます。とくに消火設備を設けたときに警報設備を省略できるかが要点です。
核心は自動火災報知設備です。自動火災報知設備は、ハロゲン化物消火設備などの消火設備を設けても省略は認められません。火災を感知して知らせる役割は、消火設備では代替されないからです。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが誤っている記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 旅館の屋内消火栓設備は延べ700㎡以上で必要です。準耐火建築物で内装を難燃材料とすると基準面積は2倍に緩和されますが、延べ1,500㎡は緩和後の基準を超えるため、原則として設置が必要です(消令11条)。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 一の建築物とみなされる複数の準耐火建築物の床面積合計6,000㎡・平屋の美術館で、所定のスプリンクラー設備を設けたものは、その有効範囲内の部分について屋外消火栓設備を設置しないことができます(消令19条)。正しい記述です。 |
| 3 | ×(誤り) | 自動火災報知設備は、ハロゲン化物消火設備などの消火設備を設けても省略は認められません。火災を感知して知らせる役割は消火設備では代替されないため、設置しないことができるとした点が誤りです(消令21条)。 |
| 4 | ○(正しい) | 地上3階建ての特別支援学校(避難階は1階)で、各階の収容人員が20人以上のものは、原則として2階以上の階に避難器具を設置します(消令25条)。正しい記述です。 |
選択肢3は、ハロゲン化物消火設備を設けたことを理由に自動火災報知設備を省略できるとした点が誤りで、自動火災報知設備は消火設備では省略は認められません。
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消防用設備等は、火を消すための「消火設備」と、火災を知らせるための「警報設備」に役割が分かれます。ハロゲン化物消火設備・スプリンクラー設備などは消火設備で、自動火災報知設備は警報設備です。
消火設備をいくら整えても、火災の発生を早く感知して在館者に知らせる機能は別に必要です。そのため、自動火災報知設備は、ハロゲン化物消火設備を設けたことを理由に省略は認められません(消令21条)。
選択肢3は、通信機器室にハロゲン化物消火設備を設けたから自動火災報知設備を設置しないことができるとしていますが、警報設備は消火設備で代替されません。よって誤りです。
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通信機器室にハロゲン化物消火設備を設ければ、自動火災報知設備を省略できる?
省略は認められません。自動火災報知設備(警報設備)は、消火設備の設置では代替されません(消令21条)。
スプリンクラー設備を設けると、屋外消火栓設備はどう扱える?
その有効範囲内の部分については、屋外消火栓設備を設置しないことができます(消令19条)。消火設備どうしの重複の調整です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月