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平成28年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.2は、住宅における結露の防止に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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結露は、室内の水蒸気が冷えた面で水に戻る現象です。防ぐ手立ては「水蒸気を増やさない」「冷たい面に水蒸気を届けない」「湿気をためずに逃がす」の3つに整理できます。
引っかけの核心は燃焼器具の種類です。開放型燃焼器具は、燃焼で生じた水蒸気をそのまま室内へ放出します。水蒸気を抑えたいなら、給排気を屋外で行う密閉型(FF式)を選びます。選択肢4は開放型と密閉型を入れ替えており、ここが誤りです。
残る防湿層の位置、浴室の排気ファン、小屋裏換気は、いずれも結露防止の定石どおりで正しい記述です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 浴室の排気ファンで水蒸気を屋外へ出し、他室への浸入を抑えます。結露対策として適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | 外壁の内部結露を防ぐため、断熱材の室内側に防湿層を設けます。水蒸気を壁の内部へ入れない正しい位置です。 |
| 3 | ○(適当) | 最上階の天井のみを断熱した屋根で、野地板の結露を防ぐため小屋裏へ換気口を設けます。適当な記述です。 |
| 4 | ×(不適当) | 水蒸気の発生を抑えるなら密閉型を使うべきで、開放型と密閉型が逆です。開放型は燃焼で生じた水蒸気を室内へ放出するため、湿気が増えます。 |
選択肢4は、水蒸気を抑えるために開放型燃焼器具とする点が不適当で、正しくは給排気を屋外で行う密閉型(FF式)を使います。
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開放型燃焼器具は、室内の空気で燃焼し、燃焼ガスをそのまま室内へ出します。ガスや灯油が燃えると水蒸気が生じるため、使うほど室内の湿気は増えます。結露を促す方向にはたらきます。
これに対して密閉型(FF式)は、給気も排気も屋外と行います。燃焼ガスを室内に出さないので、水蒸気で室内が湿りません。結露を抑えたい部屋に向く方式です。
ザックリ言えば、水蒸気を抑えたいなら開放型ではなく密閉型(FF式)を使うと押さえます。問題文の「開放型とした」は方向が逆で、ここが誤りです。
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室内の水蒸気を増やさないのは開放型と密閉型のどちら?
密閉型(FF式)です。給排気を屋外で行い、燃焼ガスの水蒸気を室内に放出しません。開放型は室内へ水蒸気を出します。
外壁の内部結露を防ぐ防湿層は、断熱材のどちら側に設ける?
室内(高温・高湿)側に設けます。水蒸気を壁の内部へ入れないためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月