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平成28年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.20は、環境・設備の総合的な記述に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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再生可能エネルギー、代替冷媒、コージェネレーション、エレベーターの省エネと、分野の違う話題が並びます。それぞれの基本を取り違えずに言えるかが問われます。
引っかけの核心はエレベーターの電力消費です。電力消費は電力回生制御だけでなく巻上機の方式にも左右されます。ギアレス巻上機は機械的損失が小さく効率が高いため、ギア付に比べて消費電力が抑えられます。選択肢4はギアの有無は影響しないとしており、ここが誤りです。
残る再生可能エネルギー、HFC、コージェネレーションシステムの原動機は、いずれも正しい記述です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 再生可能エネルギーは自然界に存在し繰り返し再生利用でき、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス等があります。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | 代替冷媒のフロン(HFC)は、オゾン破壊係数はゼロですが、温室効果ガスの一種です。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | コージェネレーションシステムの原動機には、ガスエンジン・ディーゼルエンジン・ガスタービン等が使われます。適当な記述です。 |
| 4 | ×(不適当) | エレベーターの電力消費が巻上機のギアの有無には影響されないとする点が不適当です。ギアレスかギア付かは効率に影響し、電力消費も変わります。 |
選択肢4は、電力消費が巻上機のギアの有無に影響されないとする点が不適当で、ギアレス巻上機のほうが高効率で消費電力が抑えられます。
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エレベーターの電力消費は、いくつもの要因の積み重ねで決まります。電力回生制御の有無だけでなく、駆動する巻上機の方式も大きく効いてきます。
巻上機には、ギアを介してモーターの回転を減速するギア付と、ギアを使わないギアレスがあります。ギアレスはギアでの摩擦損失がない分だけ機械的損失が小さく、効率が高くなります。同じ運行でも消費する電力が変わります。
設問は、ギアの有無は電力消費に影響しないと言い切っています。実際にはギアレスのほうが高効率で、電力消費は少なくなります。ここが事実と逆です。
ザックリ言えば、巻上機のギアの有無も電力消費に影響する(ギアレスは高効率)と押さえます。電力回生制御で回生電力を活用できる点とあわせて、省エネの要因は複数あると結びつけると忘れにくくなります。
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エレベーターの巻上機で、ギアレスとギア付はどちらが高効率?
ギアレスです。ギアでの摩擦損失がない分だけ機械的損失が小さく、電力消費も抑えられます。
代替冷媒のHFCは、オゾン破壊と温室効果のどちらに関係する?
オゾン破壊係数はゼロですが、温室効果ガスの一種です。地球温暖化には影響します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月