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平成28年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.9は、音響に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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可聴周波数・吸音率と音圧レベル・残響時間・NC値と、音響の基本が並びます。数値の大小と、室の用途に応じた目安を押さえられるかが問われます。
引っかけの核心はNC値です。アナウンススタジオは静けさが強く求められ、推奨値はNC-15〜20程度です。選択肢4はNC-35としており、緩すぎる点が誤りです。
残る可聴周波数、吸音率2倍で約3dB減、セイビンの残響式による比較は、いずれも正しい記述です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 人の可聴周波数は約20Hz〜20kHzで、対応する波長は十数mから十数mmの範囲です。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | 拡散性の高い室で音響パワーが一定のとき、平均吸音率が2倍になると室内平均音圧レベルは約3dB減少します。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | セイビンの式T=0.16V/Aより、容積1,000m3・吸音面積200m2(T=0.8秒)より、容積500m3・吸音面積120m2(T≒0.67秒)のほうが残響時間は短く、適当です。 |
| 4 | ×(不適当) | アナウンススタジオの推奨値をNC-35とする点が緩すぎます。放送系のスタジオは高い静けさが必要で、推奨値はおよそNC-15〜20です。 |
選択肢4は、アナウンススタジオのNC推奨値をNC-35とする点が不適当で、正しくはおよそNC-15〜20程度です。
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NC値は室内騒音の許容レベルを示す指標で、値が小さいほど静かな室を意味します。録音や放送のためのアナウンススタジオは、雑音がマイクに乗らないよう高い静けさが必要で、推奨値はNC-15〜20程度です。
NC-35は、一般的な事務室などに近い水準です。スタジオに当てはめると緩すぎて、用途に求められる静けさを満たしません。
ザックリ言えば、アナウンススタジオの推奨値はNC-15〜20程度で、NC-35は緩すぎると押さえます。「静けさが要る室ほどNC値は小さい」と用途と数値を結びつけると忘れにくくなります。
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アナウンススタジオの室内騒音のNC推奨値はおよそいくつ?
およそNC-15〜20程度です。高い静けさが必要で、NC-35では緩すぎます。
拡散性の高い室で平均吸音率が2倍になると、室内平均音圧レベルはどう変わる?
約3dB減少します。音響パワーが一定なら、吸音率が2倍で平均音圧レベルは約3dB下がります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月