本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
平成28年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.10は、遮音・吸音に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。![]()
床衝撃音、多孔質吸音材、コインシデンス効果、複層ガラスと、遮音・吸音の基本がひととおり並びます。それぞれの仕組みを取り違えずに言えるかが問われます。
引っかけの核心はコインシデンス効果です。コインシデンス限界周波数は壁厚に反比例します。壁を薄くするほど限界周波数は高くなるので、遮音性能が落ちる範囲は高い周波数域へ移ります。選択肢3は低い周波数域へ拡大すると書いており、ここが誤りです。
残る床衝撃音、多孔質吸音材、複層ガラスの記述は、いずれも正しい内容です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当なもの)
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 重量床衝撃源による床衝撃音は、カーペット等の柔らかい床仕上げ材を用いても遮断性能の向上はほとんど期待できません。適当な記述です。 |
| 2 | ○(適当) | 多孔質吸音材の表面を孔あき板やリブで保護する場合、開孔率が小さいと共鳴器型の吸音特性が現れることがあります。適当な記述です。 |
| 3 | ×(不適当) | 単層壁の壁厚を薄くしていくと、コインシデンス効果による遮音性能低下の影響範囲は低い周波数域へ拡大するとしていますが、限界周波数は壁厚に反比例するので、薄くするほど高い周波数域へ移ります。ここが不適当です。 |
| 4 | ○(適当) | 窓に複層ガラスを用いると、共鳴周波数付近では同一面密度の単板ガラスより遮音性能が劣ることがあります。適当な記述です。 |
選択肢3は、壁を薄くするとコインシデンス効果の影響が低い周波数域へ拡大するとする点が不適当で、正しくは高い周波数域へ移ります。
独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。![]()
コインシデンス効果は、斜めに入射した音と壁の曲げ振動の波長が一致したときに、壁が音を素通しに近い状態で透過し、遮音性能が落ちる現象です。これが起こり始める周波数をコインシデンス限界周波数fcといいます。
このfcは、壁が薄いほど高くなります。式の上でも、限界周波数は壁厚に反比例する関係にあります。つまり壁を薄くすると、遮音性能が落ちる帯域は高い周波数域へ移っていきます。
選択肢3は、これを低い周波数域へ拡大すると逆向きに書いています。向きを取り違えると正誤が反対になるので注意が必要です。
ザックリ言えば、壁を薄くするとコインシデンス周波数は高い周波数域へ移ると押さえます。「薄い壁=高い音で抜ける」とイメージで結びつけると忘れにくくなります。
効率よく仕上げるなら、一級のおすすめ参考書・問題集や独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。![]()
単層壁を薄くすると、コインシデンス効果の影響は高い周波数域と低い周波数域のどちらへ移る?
高い周波数域へ移ります。限界周波数は壁厚に反比例するので、薄いほど周波数が高くなります。
重量床衝撃音は、カーペット等の柔らかい床仕上げで遮断性能が大きく改善する?
ほとんど改善しません。柔らかい仕上げが効くのは軽量床衝撃音で、重量床衝撃音には床スラブの質量や剛性が効きます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月