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平成28年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.13は、換気設備・排煙設備に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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換気方式の選び方と、排煙設備の基本条件が並びます。室の性質に合った方式を選べるかが問われます。
引っかけの核心は換気方式です。ボイラー室のように燃焼機器を使う機械室は、燃焼用の空気を確実に取り入れ、燃焼ガスを排出する必要があります。給気・排気とも機械で行う第1種換気が基本です。選択肢1は第3種換気としており、ここが誤りです。
残る置換換気、防煙区画の扱い、排煙口の位置は、いずれも定義どおりの正しい記述です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当なもの)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(不適当) | ボイラー室等の燃焼機器を使う機械室の換気方式を第3種換気とする点が不適当です。燃焼用空気の供給と燃焼ガスの排出が必要なため、給気・排気とも機械で行う第1種換気が基本です。 |
| 2 | ○(適当) | 置換換気は、汚染物質が周囲の空気より高温または軽量の場合に有効です。適当な記述です。 |
| 3 | ○(適当) | 隣接した二つの防煙区画で、防煙垂れ壁を介して一方を自然排煙、他方を機械排煙とすることはできません。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | 機械排煙設備で天井高3m未満の居室の排煙口下端高さは、一般に天井から80cm以内、かつ防煙垂れ壁の下端より上の部分とします。適当な記述です。 |
選択肢1は、燃焼機器を使う機械室の換気方式を第3種換気とする点が不適当で、正しくは給気・排気とも機械で行う第1種換気です。
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第3種換気は、排気だけを機械で行い、給気は自然に取り入れる方式です。室内が負圧になりやすく、においや湿気を外へ逃がす台所や便所に向いています。
ところがボイラー室のように燃焼機器を使う機械室では、燃焼に必要な空気を確実に供給することが欠かせません。給気を機械で行わない第3種だと、室が負圧になって給気不足を招き、燃焼ガスの逆流が起こる恐れがあります。
そこで給気・排気とも機械で行う第1種換気を基本とします。燃焼用空気をしっかり送り込みつつ、燃焼ガスを確実に排出できるためです。
ザックリ言えば、燃焼機器のある機械室は第1種換気が基本で、第3種は不適当と押さえます。「火を使う室は給気も機械で」と結びつけると忘れにくくなります。
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ボイラー室など燃焼機器を使う機械室の換気方式は?
第1種換気が基本です。給気・排気とも機械で行い、燃焼用空気の供給と燃焼ガスの排出を確実にします。
置換換気が有効なのはどんな汚染物質?
周囲の空気より高温または軽量の汚染物質です。浮力で上昇する性質を利用して上部から排出します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月