建築士試験 解説ノート

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平成28年度 一級建築士 環境・設備 No.16を解説、照明設備に関する誤りを見抜くポイント

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平成28年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.16は、照明設備に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

照明制御に使うセンサと、保守率・演色性の理解が問われます。似た名前のセンサを取り違えると引っかかります。

引っかけの核心はセンサの役割です。不在エリアを消灯・減光する制御は、人の存在を感知する人感センサで行います。照度センサは室内の明るさを測り、昼光が多いときに照明を絞る用途です。選択肢1は不在の検知に照度センサを使うとしており、ここが誤りです。

残る昼光利用と空調負荷、保守率、演色性は、いずれも適当な記述です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当なもの)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(不適当) 不在エリアの消灯・減光は人感センサで行うものであり、照度センサではありません。不在の検知に照度センサを用いるとする点が不適当です。
2 ○(適当) 昼光を利用する照明計画では、日射による空調負荷を抑える検討もあわせて必要です。適当な記述です。
3 ○(適当) 保守率は、ランプの経年劣化やほこり等による照明器具の効率低下をあらかじめ見込んだ定数です。適当な記述です。
4 ○(適当) 病院の手術室・診察室は、事務室より演色性の高い光源とすることが望ましいです。適当な記述です。

選択肢1は、不在の検知に照度センサを用いるとする点が不適当で、正しくは人の存在を感知する人感センサで消灯・減光します。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

在室・不在の検知には人感センサを使います。人感センサは赤外線などで人の存在を感知し、人がいなくなったエリアの照明を自動で消灯・減光します。トイレや廊下、倉庫などで省エネに使われる方式です。

これに対して照度センサは、室内の明るさ(lx)を測るためのものです。窓からの昼光が多くて十分明るいときに照明出力を絞る、昼光連動調光に使います。明るさを測る役割であって、人の有無を見分ける役割ではありません。

ザックリ言えば、不在エリアの消灯・減光は人感センサで行い、照度センサは昼光連動の調光用と押さえます。設問は人感センサの仕事を照度センサに置き換えており、ここが誤りです。

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覚え方

  • 不在エリアの消灯・減光=人感センサ
  • 照度センサ=昼光に応じた調光(昼光連動)
  • 保守率=劣化・汚れによる効率低下を見込む係数

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理解度チェック

Q.

不在エリアを自動で消灯・減光する制御に用いるのは、人感センサと照度センサのどちら?

人感センサです。人の存在を感知して、いなくなったエリアの照明を消灯・減光します。

Q.

照度センサは照明制御で何のために使う?

室内の明るさを測り、昼光が多いときに照明を絞る昼光連動調光のために使います。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成28年度 一級建築士試験 学科の試験 学科II(環境・設備)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「環境・設備」を過去問から整理しています。運営者情報

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